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テックキャンプの評判は悪い?プログラミングスクール経験者が徹底検証【2021年最新】

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テックキャンプの受講を考えているけど、色々な評判が多すぎてどれが正しいのかわからない。未経験からでも大丈夫なのか不安・・。

決して安くない金額を払う以上は自分に合っていないスクールを選んでしまうことや、転職に失敗するなんて事態は絶対に避けたいですよね。

今回は実際にプログラミングスクールを受講した経験のある私がテックキャンプのいい評判も悪い評判も含めて実際に受講した人の声を集めながら徹底的に調査してみました。

評判に加えてそこから分析したテックキャンプについての情報を惜しみなく公開していくので、ぜひ最後までお読みください。

とりあえず無料で相談したい方はコチラ⬇️

テックキャンプについての基本情報

テックキャンプは未経験からプログラミングやデザインを学習して、短期間で集中的にスキルをアップさせるためのスクールです。プログラミング学習におけるライザップ的な存在と言ってもいいかもしれません。

テックキャンプの3つのコース

テックキャンプには大きく3つのコースが用意されています。それぞれの特徴を簡単に紹介しておきましょう。

  特徴
エンジニア転職 フリーランスや副業など、バリバリに稼げるエンジニアとして活躍したい方向け。未経験からプログラミングスキルの習得、転職までを保証し、できなければ返金。
デザイナー転職 未経験からプロのデザイナーを目指す。デザインスキルを通して稼げるように転職までをサポート。できなければ返金。
プログラミング教養 自分で簡単なWebサービスを作れるようになることやテクノロジーへの理解を深めて現在の自分の仕事に役立てることを目指す。

テックキャンプのいい評判

いい評判も悪い評判もありますので、両方を見ながらそれについてコメントしていきます。まずはいい評判からどうぞ。

TECH::EXPERTはテックキャンプの旧称ですね。この方は実際に転職まで成功しているようです。

30歳を超えていても無事転職まで行けたようです。決して安くない身銭を切るからこそ覚悟を決めてやり切れるという側面もありそうですね。料金面はあとで解説します。

時間のない人にとっては短期間で就職まで持っていけるというのは強みのようですね。

こちらはテックキャンプ受講生を採用した側からのコメントのようです。受講生だけでなく、採用側がこう発言すると説得力がありますね。

45歳プログラミング未経験からエンジニアを目指すというのは勇気をもらえる人も少なくないのではないでしょうか。やはり独学でやりきるのは難しく、最後まで学習をやり切らせるのが特徴でしょうか。

炎上?テックキャンプの悪い評判

費用が高額である分、ときどき炎上するような話もあるようです。また、プログラミングスクールそのものにネガティブな印象を持っている方も少なくありません。そちらに関しても取り上げていきます。

こちらのツイートがプチ炎上しています。転職に関しての企業応募の条件がかなりしんどいようですね。最初にライザップと表現したように、短期間で結果を出すために尻を叩くようなスパルタ的な側面も。ただ、なかなか行動できない人からすると、これくらいの方が結果的には成果に繋がりやすいという見方もあるかと思います。

短期集中型で学習するため、ついていけなくて脱落する人も結構いるようです。ただ、入って見てこれは自分に合わないと思えば2週間以内なら返金保証を受けられます。他の記事を見ていると1割も辞めていないと話す人もいたので、そこはバラつきがあるでしょう。

スパルタ的な要素も強くカリキュラムがこなし切れるかと不安な声も少なくありません。短期間集中でレベルアップを目指すので当然と言えばそうかもしれません。

独学でできればもちろんそれで思いますが、実際問題それで多くの人が挫折するというのも現実でしょう。

テックキャンプの闇」みたいな噂は結構あります。独学でできてしまう賢い人からすると、それだけ高額なお金を払って学習をする意味がわからないという意識の乖離は一つの原因でしょう。

テックキャンプのメリット5選

ここではテックキャンプというスクールの本質的な価値はどこにあるのか、実際の声も添えながら、メリット・いいところを5つピックアップしました。

1.70日で学習を終えて転職できる

これはテックキャンプのエンジニア転職コースの特徴です。2ヵ月半という時間は徹底的に勉強してしまうには中だるみせずにいい期間だと言えます。

エンジニアとしてのスキル向上を目指すならば完全未経験の人が半年とか1年かけてダラダラと終わりの見えない学習するよりも尻を叩かれながら基礎的な学習を終え、さっさと就職して現場経験を積むのが効率が良いという考えが背景にありそうです。

エンジニア転職コースの転職成功率は驚異の99%となっています。

https://twitter.com/atsuya_koshida/status/1272480856058130432?s=20

2.オフラインでもオンラインでもメンターに質問し放題

プログラミング未経験者や初心者に重くのしかかるのはエラーが解決できなくてつまづくという問題。オンラインでも教室でも対応時間には質問し放題というのが挫折をさせない強い仕組みになっています。プログラミング学習においてエラー1つで1時間2時間、あるいは丸1日かかるのは普通にあります。それを5分とかに圧縮できるのは大きな強みです。プログラミング未経験でも安心の秘訣。

https://twitter.com/kento_s6/status/1296440812583161861?s=20

3.絶対に挫折させないライフコーチのサポート

独学の場合は何をいつまでにやればいいのかがさっぱりと言った問題が発生します。テックキャンプでは個別にライフコーチがつき、目標達成のためのプランを考えてくれたり、相談に乗ってくれたりします。まさに一人ではサボりがちな学習をスパルタ的に指導してくれるライザップ的存在ですね。

4.洗練されたオリジナル教材

「未経験でも一読してわかる」を目指し、5000回以上も改善を重ねた教材を利用しているようです。私は大学の授業でもプログラミングを学んだことがありましたが、10年前の教材を使いまわしているなんてこともザラにあったので、アップデートされている教科書というのはいいですね。

ただ、注意したいのは公式サイトにある「即戦力になるスキルが身につく」というところです。まだ実際の現場経験をしておらず、勉強しただけで”即戦力”というのは少し言い過ぎかと思います。リアルなところは最低限現場に入って大丈夫なライン、「現場経験は実際に入って積むもの」程度に考えておいた方がよいでしょう。

5.オンライン・オフラインの二刀流

最近はオンライン完結スクールも多いですが、テックキャンプではオンラインだけでの受講もできますし、オフラインでも学習用のスペースが用意されています。どこの校舎も結構いい感じのスペースのようなので集中して取り組めそうですね。各校舎へのアクセスについてはこのあと書きます。

渋谷フレーム神南坂校

テックキャンプのデメリット3選

いいところばかりをあげてしまうと、逆に何かもっとマイナスな部分もたくさんあるけど隠してるんじゃないか?と感じる方もいるかもしれません。よくなさそうな部分についてもきっちり理解していきましょう。

1.カリキュラムがしんどい

これは良いところの裏返しかもしれません。特にエンジニア転職コースにフォーカスした内容になりますが、70日間でプログラミングを何も知らないという人がエンジニアとして就職してしまおうというお話です。当然その内容はかなりハードになり、人によっては頭がパンクしそうな密度ともいえそうです。というか完全に触ったことない人なら大体はそうなると思いますw

2.転職活動がキツい

先ほども取り上げましたが、週20件の応募を目標にしましょうといったこともあるようです。おそらくその根幹にあるのは、ダラダラ勉強し続けるよりも一回現場に入ってしまった方がスキルが磨かれるという考えがあるからでしょう。

「自分の行きたいところにいけないなんて」と言った批判もありますが、誰しも最初は未経験なので、いきなりから自分の理想の企業に行くのはそもそも難しい話。手っ取り早く現場を経験して、スキルアップを目指すのも一つの有効な手段に思えます。

3.メンターは質が悪いこともある?

口コミを見ていると「メンターは微妙なことが」と言われていることがあります。また、カリキュラムとは無関係の質問には答えてくれないようです。ただ、カリキュラムの内容をまずは完璧に理解するところを目標とすれば、そんなに痛くはないかなと。

テックキャンプの料金について

テックキャンプには最初に説明したように大きく3つのコースがあります。それぞれのコースについての料金を見て行きましょう。

テックキャンプエンジニア転職コース

短期間でプログラミング未経験からエンジニアとして就職するまでのコースになります。

10週間でスキルを身につける短期集中コースと半年間じっくりと学ぶ夜間休日スタイルがあり、それぞれ解説しましょう。

短期集中コースの料金は一括だと712,800円(税込)です。

分割の支払いも用意されており、分割した場合は以下の通りです。

(料金表はテックキャンプ公式サイトより引用)

夜間・休日スタイルの料金は一括で932,800円(税抜)です。

こちらも分割支払いがあり、料金は以下になります。

(料金表はテックキャンプ公式サイトより引用)

個人的にはやると決めたからにはズバッと学習して一気に転職まで持って行きたいなと思うので、圧倒的に短期集中コースをオススメしますね。集中して2ヶ月半で終わらせるか、半年間じっくりやるのかはご自分の忙しさとも向き合いながら決めていけばよいかなと。

決して安くない価格ですが、未経験からエンジニアになるまでを徹底的にサポートしてくれることを考えるとコスパは悪くないように思います。

また、もし合わなかった場合は受講2週間以内にやめるのであれば返金の対象となり、転職に失敗した場合にも返金の制度を利用可能です。返金についての利用規約等はテックキャンプ公式サイトからご確認ください。

テックキャンプデザイナー転職コース

こちらに関しても料金体系はエンジニア転職コースと同じものになるので、一つ上の項目を参考にしていただければ良いかと思います。

テックキャンププログラミング教養コース

こちらはエンジニア転職コースとデザイナー転職コースと違って入会金+月額料金というところに注意が必要です。

入会費用と月額費用の料金は以下のようになります。

(料金表はテックキャンプ公式サイトより引用)

こちらのコースでも受講開始日から7日以内にやめるのであれば返金制度利用を利用できます。返金制度についての詳細はテックキャンプ公式サイトをご確認ください。

テックキャンプの転職先

ここではテックキャンプの就職(転職先)について、主にエンジニア転職コースのお話をしていきます。

以下は公式サイトから引用した転職先企業についてのデータとなります。

具体的な企業としてはサイバーエージェントやDMM.comといった名だたる企業が並んでいますが、もちろんこれらの企業に入る難易度はかなり高いと思われるので、あまり夢を見すぎてはいけないです。

プログラミングのスキル以外に評価されるような高いスキルが求められるレベルだと思います。

基本的には受託開発企業や自社開発企業に就職して実務経験をどんどん積みスキルアップを目指していくというイメージを持っておけばOKかなと。

ちなみにデザイン転職コースについてですが、2019年の3月に始まった新し目のコースであり、受講している人はいますが、転職実績は公式に公開されていません。ちょっと未知数な感じがするのでぶっちゃけこっちの方はまだおすすめまではできないですね。

申し込みから受講開始までの流れ

受講を決心している場合も、まだどうしようかと迷っている場合もカウンセリングを受けるところから始まります。色々気になっている点を聞いてみて受講するかどうかを決めましょう。

※プログラミング教養コースはカウンセリングなしでいきなり受講申し込み可能です。エンジニア転職コース・デザイナー転職コースはカウンセリングを受ける必要があります。

①無料カウンセリング

テックキャンプについての疑問の解消や受講についての相談

②エントリー(本申し込み)

カウンセリング後、受講を決意した場合は本申し込みをしましょう。そこで入金などの案内があります。

③受講開始

あらかじめ決めた学習開始日から本格的に学習がスタートします。

エンジニア転職コースは無料カウンセリングをオンラインでもオフラインでも受けることができます。プログラミング教養コースと、デザイナー転職コースはオンラインのみです。

テックアカデミーとテックキャンプの比較

テックアカデミーは実際に受講したこともあり、その知見からテックアカデミー(転職保証コース)とテックキャンプ(エンジニア転職コース)に関して比較していきましょう。2社ともコースが様々あって単純な比較が難しいので、最も人気のあるエンジニア転職コースにフォーカスしています。ご注意ください。まずはざっと表にまとめました。

 

 

テックキャンプ テックアカデミー
受講形式 オンライン+
オフライン(教室)
オンラインのみ
メンター 質問回答メンター+
専属ライフコーチ
現役エンジニア
料金 712,800円(税込)
(10週間の場合)
※全額返金保証あり
327,800円(税別)
※全額返金保証あり
期間 10週間or
半年
12週間
転職成功率 99% 掲載なし
転職サポート期間 転職成功まで無制限
転職後も相談可
6ヶ月

やはり金額の違いは目立つと思いますが、もっとも重要なのは実際に転職成功してエンジニアになれるのかどうかというところだと思います。項目について補足していきます。

1.教室について

まず、教室の有無についてです。プログラミング学習はモチベがキープできるかが命ですが、オフラインの教室が用意されているかどうかというのは大きな違いになるかと思われます。エンジニア転職コースでは東京・愛知・大阪・福岡が主な教室の拠点です。

なんばスカイオ校

テックキャンプの教室は見てみるとわかるんですが、めちゃくちゃオシャレで綺麗なんですよね(笑)

オンライン学習で自習し続けるというのはモチベーションの管理がかなり大変です。私は実際テックアカデミーを受講していましたが、そのモチベーション管理がかなり厳しかったように思います。

2.メンターについて

テックアカデミーを受講していたときは大学の研究にプログラミングが必要というモチベーションをもとになんとか自分自身で頑張りましたが、現役エンジニアのメンターの方はその辺のサポートでは力を発揮しにくかった側面があります。

モチベーションやスケジュールを管理してくれる専属のライフコーチと課題の質問に答えてくれるメンターがついてくれるのはテックキャンプの大きな強みだと思います。どこかでも述べましたが、テックキャンプはまさにライザップのように受講生の尻を叩いてやりきらせるって感じですね。

3.料金と受講期間

料金に大きな差がありますが、これはメンタリングのサービスの充実性やオフラインでの教室が準備されているかどうかというサービスの差はありそうです。

テックキャンプの受講期間は半年か10週間のいずれかから選ぶことができます。テックアカデミーは12週間固定です。

4.転職のサポート期間について

転職のサポート期間についてですが、テックアカデミーは半年間で終わってしまうようです。

テックキャンプでは転職サポートに関しては無制限です。なんと一度転職した後もキャリアアップでうまくいかないところがあると半年後でも1年後でも支援があります。

返金保証についてはテックアカデミーもテックキャンプも転職に失敗すれば全額返金という制度があります。

返金について補足すると、テックキャンプには学習を始めて2週間以内ならば辞退すると全額返金なので、とりあえず受講して最悪自分に合わなければ辞めるというのもありかもしれません。

最後に: テックキャンプは覚悟を持った人向け

テックキャンプは高額な費用を支払う分、スパルタな側面が強く「絶対に最後までやりきらせる」という熱意を持っているのが特徴のスクールだと思います。

直接プログラミングを仕事で使わずともITのリテラシーを高めたい方にはプログラミング教養コースがおすすめ。

「プログラミングで人生を変えたい」くらいの思い切った覚悟を持っている方は、エンジニア転職コースがその覚悟を受け入れてもらうのにぴったりなのかなと思います。