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『3つのウイルスに感染しています』から学ぶビジネス

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こんにちは、つーさんです

今日ですね、うちの母親に『パソコンがなんかおかしいから見てくれ〜』と言われて見てみると、

『このパソコンは3つのウイルスに感染しています。Windows修復アプリケーションをダウンロードしてください』

という画面が表示されていました。そして、母親はあろうことか、そのソフトをインストールしようとしていました。え?まじでいってんの?(笑)という感じでしたね。そんな怪しいもんインストールしたらダメに決まってるだろーが。

と思ったんですけど、そのサイトをよく見てみると、実はセールスと同じ仕組みが用いられていて「お?」となりました。

実はこういった無料ソフトをダウンロードさせるサイトっていわゆる広告サイトの一種なんですよね。

そしてどういった手法かと言いますと、人々を扇動し、恐怖心を植え付けて冷静な判断能力を失わせるということをしているんですね。

これだけではわかりにくいので具体例を交えますと、例えば水道管の修理の訪問がくるわけですよ。そこで、無料でお宅の水道管を点検しますよ!といって家に入って来ます。「まあ無料で点検してもらえるなら」と思うんですけど、次はこういってきます。

「お宅のの水道管、かなりヤバイ状態です。一週間もすれば下水が逆流してくるかも知れません。」

え?まじで?そんなん怖いって。下水が逆流?おいおいまじでいってんのかどーしよ。そこで間髪入れずに、

「いますぐに1万円で修理いたしますけど、どうしましょうか。」

まじで。一万円でやってくれんのか。とりあえず不安だし、それが解消できるならお願いしよっかな。

こうなるわけです。ここでキーワードとなってくるのが”緊急性”です。もう一週間とヤバイ状況が差し迫っていたら、個人で修理することはできるのかとか考える暇もなく任せちゃおってなるわけです。

これが先ほどの人々を扇動し、判断能力を失わせるという一つのセールスの形なんですね。そして、「3つのウイルスに感染しています」も同じことです。そのサイトの文章を読んで見ると、「ウイルスの除去は専門家にしか治すことは難しいでしょう。しかし安心してください。以下の4つのステップを踏めばウイルスを除去することができます」と丁寧にどう行動すればいいのかまで書いてあるわけです。

水道管の例では1万円かかりましたが、ここでは無料でその問題解決ができてしまうといっているのです。ネットに疎い人ならば即インストールしてしまうかも知れませんね(例:うちの母)

いやー、こういうネットの詐欺って他にもワンクリとかあるけど、マーケティングの観点から見ると勉強にもなるなあと感心した体験でした。おしまい。